かなりお久しぶりなNでございます。
今回も試してみたことを半分自分のための忘備録替わりに書いてみたいと思います。
本日の内容は革ジャンのコバ(切断面)処理についてです。
レザーの基礎知識は
こちらも見ていただけると幸いです。
実験台は5年以上前に買ったものの、結局着ていないダブルライダースジャケットです。

加工前の写真取り忘れていたので加工後のものです。
こいつは服屋で売っているオシャレ用のジャケットではなく、
ライダー用のジャケットでして。
耐久性重視のため非常に硬い!
床に置くと立つレベル。
服じゃなく鎧です。
着たら動きがロボットみたいにギクシャクして、ギシギシと音が鳴ります。
着込んで体に馴染ませ柔らかくするのがバイク乗り、みたいな感じのシロモノですね。
で、唐突に白のダブルライダースが欲しくなる病気が発祥して買ったけどバイクは持っていなかったという状況でして。
見た目で買ってみたものの、
着る機会がない!買い物なんかに着ていくには恥ずかしいレベルです。
よってタンスの肥やしとなっていたわけですな。
しかし、今の我が技術を駆使すれば素敵な革ジャンにカスタムできるのでは!
バイクにも乗ってるし(スポーツバイクだから似合うかは別として)
前置きがかなり長くなりましたが、
そんなわけで久しぶりのカスタム記事なのです。

ウエストまわりのベルトを見るとわかるんですが、切りっぱなしでなんとも安っぽい。
グレーな色合いが雑な感じと言いましょうか。
ここを綺麗に処理したらきっといい感じのジャケットに生まれ変わるはず!
前の腕時計のベルトのときみたいにコバ磨き後にトコノールで、
といきたいところですが白いトコノールってのがありません。

そんなわけで別の材料を探して見つけたのがコバスーパー。
コバ用の着色仕上げ材ということで革用の絵の具と思えばいいかと。
磨いてから塗ると綺麗な艶が出るらしいですが面倒なので省略。
一応市販されていた革ジャンな訳ですし磨いた程度のクオリティはある・・・はず。
作業自体は単純。
塗って乾かして。
これを何度か繰り返すだけです。
最初は細いところを塗るため楊枝を使っていたのですが、
ムラだらけになったので諦めて筆塗りに変えました。

金具が邪魔すぎる。
1回目の塗りは終了。
「手に付いたら取れないんじゃ」とか「筆を洗っても落ちないんじゃ」とかいう考えもありましたが、
お湯で洗ったらコバースーパーは綺麗に流れ落ちました。
乾いたら強い皮膜になるタイプなのか?
完成後の耐久度が若干不安ですな。
安っぽい感じは減ったはず。
あと何回かは塗り重ねて補強しましょうかね。
標準レベルのクオリティになったら次の目標はより上を目指すことですな。
・縫い目を見ていると糸が妙に細いのが気になるので、
太目の糸で手縫いしてしまうか。
・シルバーやブラスのパーツを作りカスタムするか。
・謎の技術で着込んだように柔らかくしてしまうか。
やれることがまだまだあるはず!
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- 2015/02/15(日) 08:56:01|
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Nです。
以前作った時計のベルトの断面の処理をしました。
何日ぶりでしょうかね。
前の時は切断面(コバと言います)を紙やすりで整えトコノールのクリアーを塗って磨き上げるという定番の仕上げをしたわけですが。

革の種類が表面だけ着色してあるタイプだったためコバの見た目が妙に手作り感のある仕上がりに。
中まで染料が染み込んでいる革ならツートンカラーにならずに済んだのに!
言ってても仕方ないのでコバを黒く染めようとしたのですね。
レザークラフトの教本とか読んでみてもコバの着色のことは意外と書かれていません。
そんなの常識だろ、と言う意味なのか。
検討した方法は2つ。
コバに染料で着色後、色落ちの保護。
コバに色付きの保護剤を直接塗る。
今回は面倒なので楽な方で。
黒いトコノールをゲットです。
革工具を少し置いているホームセンター程度の品揃えでは売っていないようです。
見つけるのに時間が掛かってしまいました。
ネットで買うと商品価格と送料が変わらないんだもの。
で、塗って磨くとこうなる↓

案外普通に売っている製品と変わらない色合いになってしまった気がします。
数日使っていても色落ちしてません。
でもトコノール塗って乾いた上にさらに塗るのは多分正しくないんだろうなー
それはともかく。
うむ。トコノール黒はすばらしい。
- 2014/11/22(土) 12:04:46|
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Nです。
制作が難航すると違うことをやりたくなるもので。
ぼろぼろになっていた腕時計のベルトを作ってみました。
とあるブランドのレザーブレスタイプのベルトに替えていたのですが、
表面がトカゲ革だったので古くなって破れたり、めくれてきてたりで結構不恰好だったのです。
ちょうど厚めの革があったので自作してみようかと思いまして。
あまり時間はかけたくないので、もともと使ってたやつをほぼコピーでいきます。
コンチョはとりあえず流用で。
商品化しないのでかなり手抜きです。
少しだけ自分の腕にあわせてアレンジ、他はそのままのサイズで方眼紙に型紙起こして。
切って穴あけて表面処理して金具つけて。


シルバーのように出来上がるまで数週間とかじゃなく1日で形になるところが素敵。
今まで結構派手なの使ってたから、比べるとちょっとシンプルすぎ。
そのうちシルバーパーツでデコりましょう。
やっぱり真似するだけなら簡単ですな。
デザイン自分で考えるとそれだけで何日もかかってしまったりするし。
最初に考えて作った人はすごい。
レザーに限らず。
つまり世の中にない新しい作品を作るのは難しいのです。
時間がかかるのは当たり前だよねー、きっと。
- 2014/08/24(日) 14:24:14|
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