イベントまであと1ヶ月。
当然我らsinqは作品も出揃い準備も完璧・・・なわけもなく。
ぎりぎりまで作業が待っている見込みです。
決して遅れが出たわけではなく、無茶なスケジュールを
ミスがなければギリギリ間に合う程度に調整して立ててしまったところが救いようがない感じです。
大丈夫みんなでがんばれば成功するよー
そんなsinqは現在3人体制。
最近以前よりなんとなく連携が上手く取れてきている気もします。
さあ、イベントも近づいてきたということで。
この期に及んで新技術に挑戦しました。
しかも難易度結構高め。
当然イベント販売用主力商品!馬鹿ですね。成功させる気あるんでしょうか?
で、何を始めたかというと七宝焼きなのです。
日本の伝統工芸としてメジャーどころ、海外でも同様のエナメル、エマイユとか言ったりする技術があるため
名前を知らなくても見たことのある人が多いはず。
うちで扱うものに限定して説明すると、
シルバーの土台に七宝絵の具というガラス質の絵の具で色をつける技術って感じです。
絵の具で塗るだけなら簡単と言いたいところなのですが
細かく砕いたガラスの粒を銀に盛り付け高温で焼いて溶かして定着させるのでぜんぜん手軽じゃありません。
ではどんな感じだったかというと、こんな感じ。

この中にあるのが赤系の七宝絵の具で、水が濁らなくなるまできれいに洗います。
不純物が混じったままだと焼いた後にクリアーにならない模様。
なんだかおいしそうな色でしたが飲んだら死ぬ気がしますね。
で、これを適当なシルバーに盛り付けて

フュージングガラスのときに使った電気炉にIN。
フュージングノ時と違って2分とか3分とかの短時間で焼きあがります。
ちょっと放置してると狙った色にならなかったりと非常に難しいですな。
取りあえず近くにあったシルバーに生贄になってもらいました。
リングには緑、剣に青を持って電気炉にGO!

なぜか剣が緑になってるぜー、盛ったときは青かったのにー

放置してたら青くなったぜー、意味分からないぜー
取りあえず青は成功だったっぽいと言うことで。
リングのほうはいろいろ上手くいかなかったのでもう少しいじってみる方向で。
ちなみにこいつらは商品化の予定はございません。
赤もテストしたけど茶色になってしまい断念。
赤系はきれいに発色させるのが難しいとは聞いていたもののやっぱり残念な結果に。
いつかきれいな赤を使いたいものです。
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- 2013/05/26(日) 15:12:08|
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またまた期間がかなり開きました。お久しぶりです。
イベントのために新作の製作の日々でございます。
制作講座(仮)ですが今回はワックスの最終仕上げの解説です。
しかし紙やすりで磨くだけなので工程前後で写真に写るほどの差がありません。
そんなわけで今回も画像なしです。
前回でワックスの形を作るところまではできました。
このまま鋳造したいところですが、かなりおすすめできません!
ワックスに付いた傷が銀になった時に忠実に再現されてしまうのですよ。
傷だらけの銀を磨いて光らせるのはかなり骨の折れる作業です。
途中で投げたくなること必至!
そんなわけで、できるだけワックス時点できれいにして鋳造に出しましょう。
ここで使うのは耐水ペーパーという紙やすりです。
多分黒いペーパーがホームセンターなどで1枚50円~100円ほどで売ってます。
耐水ってどういうこと?と思うかもしれませんので軽く解説。
ワックスを磨くと削りカスが出てきます。
するとペーパーが粉だらけになってだんだんと磨けなくなってきます。
そこで目詰まりしないように水をつけながら磨けるように
水に浸けても大丈夫な種類のペーパーを使うのですね。
ペーパーには番手という目の粗さが書かれています。
数が小さいほど目が粗く、大きいほど目が細かくなっています。
1000とか1200とかで仕上げてさらにストッキングでこするとツヤツヤにすることができます。
銀になってから機械を使って磨くなら800で問題なしですが
比較的身近な道具で済ませて磨く場合はツヤツヤにしておいたほうが安心ですね。
とりあえず400番と800番くらいがあればワックスは磨けると思います。
400で大きな傷を消してしまい、400で付いた削り跡を800で均すようなイメージ
で磨けばいいと思います。
ポイントは大きな傷を目の細かいペーパーで消そうとしないこと。
400を終え、800に移ってから大きめの傷が見えてくることがあります。
せっかく400が終わったのだから800で処理したくもなりますが、
潔く400に戻ったほうが結局早く磨けたりします。
場合によっては400より粗いペーパーを用意してやり直すほうが早いこともあります。
後はひたすら磨くだけ!
どこかで終わらせないと永遠に続く作業です。
これくらいでいいや、とアバウトに考えたほうが挫折しないかもですよ。
もちろん暇が有り余っている人は納得できるまで磨いていただいてOKです。
次回は鋳造から帰ってくる予定の銀を磨いていく予定です。
- 2013/05/11(土) 13:58:25|
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